製品情報

トップページ製品情報 > 超硬合金粉体粉末冶金用語辞典

超硬合金粉体粉末冶金用語辞典

超硬合金の焼結機構 sintering mechanism of cemented carbides

 焼結現象は、固相焼結と液相存在化の焼結とに大別される。いずれの場合も緻密化の駆動力は粉末の表面自由エネルギーの減少である。超硬合金の場合はWC、TiCなどの炭化物は固相であるが、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)などの結合相が液相になる液相存在下の焼結である。焼結時の昇温過程において液相が発生するが、まず液相の流動による固相粒子の再配列が行われ(再配列過程:緻密化が最も大きい)、次に固相粒子が液相に溶解して他の場所で再析出し(溶解・析出過程)、最終過程では固相粒子の成長・合体がみられる(粒成長過程)。液相焼結の最も重要な因子は固相に対する液相のぬれ性であり、ぬれ性のよい(接触角θ:小)場合、液相が固相粒子間に浸透して粒子同士を強く引き寄せるため、緻密な焼結体が得られる。


                                                 粉体粉末冶金用語辞典 より                
                                                 編者:(社)粉体粉末冶金協会
                                                 発行所:  日刊工業新聞


超硬合金の粉体粉末冶金用語辞典 目次へ
超硬合金製品ページへ
                                                 

日本タングステンへのお問い合わせはこちら

お電話・FAXのお客様はお近くの営業事務所へお問い合わせください。
  • 東京事務所 TEL 03-5244-9266 FAX 03-5244-9267
  • 刈谷事務所 TEL 0566-45-5333 FAX 0566-45-5334
  • 大阪事務所 TEL 06-6152-8577 FAX 06-6152-8614
  • 基山事務所 TEL 0942-81-7760 FAX 0942-81-7712
  • TEL 0942-50-0050 FAX 0942-81-7713
日本タングステン株式会社(Nippon Tungsten Co.,Ltd)
〒812-8538 福岡市博多区美野島一丁目2番8号
TEL 092-415-5500(代表) / FAX 092-415-5511(代表)
Copyright(C) 2006 Nippon Tungsten Co., Ltd. All right reserved.
お問い合わせフォーム お電話・FAXでのお問い合わせ